たいようとあめのしるし

おそらく10年ぶりくらいに再開します。

夏休みが終わる

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先日49歳になりました。40代も残すところあと1年です。

40代になってびっくりしたのは、40代とはなぜこんなに忙しいのか!ということでした。

本当に「聞いてないよ」と何度も思ったので、まだ40代になっていない人は、40代になったら「聞いてない」忙しさに襲われるのかな?と思っておいたほうがいいかもです。私は言いましたよ!

 

私は保育所時代、先生に「とろとろとろみちゃん」と呼ばれていたほど本来ゆっくりが大好きです。

時にやむを得ず崖っぷちな集中力を発揮することがありますが、大抵はぼーっとしてないといけません。ぽーっとしている時間はぽーっとしているようで、実は割と考え事をしているのだということを私は私に知っています。

 

今年の短い夏休みにはやりたいことがいっぱいありました。

東京、名古屋、富山と巡回していた「ミロ展」が終わるので、最終の富山美術館に観に行きたかった。

東京では観に行ったけど、もう一度観ておきたかった。泊まる宿や行動スケジュールなど具体的なシュミレーションもしていたのですが、「総合的に鑑みて」諦めました。こういうことが多くなったように思います。

それが歳をとったということなのかな。

自分以外の都合や、何かあった時の予備の体力を残しておいたり、そういうことを事前察知する直観力が高くなったように思います。

これはコロナ禍になってみんな経験していることかもしれません。

 

夏休み中に読んでおきたい積読もあったけど、思っていた以上に読めませんでした。

ひとつ歳をとる直前に集中してファン・ジョンウンの『年年歳歳』を読めたことだけは良かった。

 

とにかく忙しいといけないのは、短い夏休みが終わる前に終わることを考えて悲しくなります。

今は悲しさのあまり、再開すると宣言してからまた1年以上放置してたブログを書いています。

楽しかったことを忘れないうちに書いておくと、先日、妹と妹の子供たちに会いました。

甥は今年大学生となり、一人暮らしを始めました。姪も高校生になりました。

妹にとってはまだまだ大変な時期が続くだろうけど、甥、姪が大きくなった分、妹も少しずつ昔の妹に戻ってきたように思えました。妹が妹らしい時間を取り戻そうとしている気配が感じられたことが嬉しかったです。

このことはまた改めて書きたいので忘れないように、。

 

もしかしたら、40代が忙しいのではなく、今の時代が忙しいのかもしれません。

ミラン・クンデラの『緩やかさ』が日本で発売されたのは1995年、あの頃のような緩やかさへの切望と焦りがある。

とにかく忙しい。忙しいのは基本無理なのでなるべく忙しくしないようにするけど、やはりどう考えても忙しい。泣けます。

イソガシイヒトニチカヅクナ